感染予防シリーズ
「サンセプト」
明日からはじまる
リラックス空間
新しい感染予防の
カタチ
ハイエンドクリニック
向け製品
テーマフラワーのフランジパニ(学名:プルメリア)は、温暖な気候の熱帯諸国では最も美しい花のひとつとして、
西インドではジャスミン、リラ・ワリとも呼ばれている花です。
一年中咲き続ける花として、その完璧な形とほのかな香りは、あの有名なハワイの花飾り“レイ”にも使われています。
フランジパニは、その美しい姿だけではなく、防腐作用のある植物としても高く評価されており、
その効果は科学的にも証明されています。
高品質な感染制御シリーズ
「SunSept」は、このフランジパニをイメージして研究・開発が進められました。
美と効力を融合させ、クリニックの院内環境を上品でエレガントに保つための製品づくりを続けています。
もちろん、製品にはアルデヒド、フェノールを含まず、最新の成分配合で構成されていますので、安心してお使いいただけます。
VAH(ドイツ応用衛生協会)、DGHM(ドイツ衛生微生物学協会)、DVV(ドイツウイルス疾病管理協会)
認定品RKI(ロベルト・コッホ研究所)が規定した歯科診療所衛生要件に適合した製品です。
商品一覧
Surfaces(サーフェス)
クリニック内のユニット周り(テーブル・アーム・チェアー・レーザー装置表面)を清潔に保つための感染予防商品「Surfaces(サーフェス)」。
液体をクロスに浸透させたワイプスタイプとスプレーボトルに移し替えて使用するタイプの2種類の製品をご用意しています。
Instruments(インスツルメント)
歯科治療の現場では、より難易度の高い治療を容易にするため、歯科用器具に技術や知識を集結させた結果、より精密にと改善されてきました。
これまで以上に衛生管理への安全性が求められる中で、サンセプトは長年に渡って蓄積されたノウハウを活かし、様々な用途で使用する器具に対応できるインスツルメント感染予防商品を開発しました。
Suction(サクション)
治療用ユニットサクションシステム(スピットン、吸引システム)は、日々有機物で汚染される部分なので、確実な感染予防が求められます。
サンセプト サクションクリーナーは、無発泡性で、微細な構造を保護しながら浸透する新しい成分で開発されました。作用時間はわずか5分。2%希釈でご使用いただけますので、経済的です。
Impression(インプレッション)
アルジネート、シリコンなど、あらゆる印象材にご使用いただける感染予防商品。
汚染物である血液・唾液を、作用時間わずか2分で除去します。
浸漬だけでなく、スプレー方式でもお使いいただける使いやすい製品。
心地よい香りにも評価をいただいております。
使用方法
Surface 使用例 表面器具
■ ウェットワイプス(アルコールタイプ/ノンアルコールタイプ)[SUN261/SUN271]
取り出し
専用容器にセットし、一枚ずつ取り出してください。
清拭
対象とする部分を十分に清拭して、
1分間放置してください。注意
用途(拭く対象)によってアルコールタイプ、ノンアルコールタイプを選択してください。
特にアクリルガラスやパソコン、テレビなどの液晶表面、マイクロスコープ・顕微鏡・ヘッドルーペのレンズは、ノンアルコールタイプを選択してください。
■ ラビットサーフェスプラス[SUN280K]
ボトルへ移し替え
専用のボトルへ移してください。
吹きかける
清潔な布、紙に湿らせてください。
清拭
十分に清拭して、1分間放置してください。
Instruments 使用例
各種インスツルメント、
インプラント用器具、外科用器具等
■ インスツルメント(エンザイム)[SUN402]
希釈
希釈の比率に合わせて超音波洗浄器へ入れます。
希釈の比率と規定時間
SUN402(エンザイムタイプ)→ 2%で15分
超音波洗浄器(バンデリン製品推奨)
使用後の器具は汚染物の飛散防止のため、水洗いせず、ただちに超音波洗浄器に浸漬します。
取り出す
規定時間後、取り出します。
水洗
器具を取り出します。十分に水洗いをします。
滅菌
器具を滅菌バックで包装し、オートクレーブ等で滅菌してください。
Suction 使用例
スピットン、吸引管
■ サクションクリーナー[SUN500]
2%希釈
希釈の比率に合わせて2L希釈液を
作成します。吸引管に吸わせます
希釈液1Lを吸引管に吸わせます。
スピットンに流します
残りの1Lをスピットンに流します。
Impression 使用例
ハイドロコロイド、アルジネート、
シリコンなど、あらゆる印象材
■ インプレッション[SUN520]
原液使用
希釈せずに原液で浸漬します。
浸漬
規定時間後取り出します。
吹きかける
スプレーボトルへ移し変えて使用することもできます。
よくある質問
お客様より当社によくいただく
質問と回答をまとめました
下記にないご質問は直接お問い合わせください。
■ Surfaces [SUN280K] に関するFAQ
- 有効成分は何ですか?
- 37.0g 1-プロパノール、24.0g エタノール(100gあたり)
- アルコール特有の刺激臭は
ありますか? - アルコール含有量は61%のため高濃度の製品と比較すると刺激臭は少ないです。
そのため、アレルギー反応や皮膚炎のリスクも軽減されています。
- 希釈はしますか?
- 原液使用です。専用のスプレー容器に詰め替えてご使用ください。
- 対象物に直接スプレーして
良いですか? - 血液が飛散する恐れがありますので液体を清潔なクロス等に浸み込ませて塗布してください。
- 作用時間はどれくらいですか?
- 本製品は即効性があり放置時間はわずか1分です。
- 放置時間後の処置は?
- 自然乾燥させるか清潔な布等で拭き取ってください。
- サンプルはありますか?
- ご用意あります。
- 保護用具は必要ですか?
- 安全のためゴーグル、マスク、グローブを着用ください。
- 使用期限はどれくらいありますか?
- 約4年です。正確な期限は容器に記載されています。
- 保管時の注意事項はありますか?
- アルコールを含有しているため火気厳禁です。
■ Instruments[SUN402]に
関するFAQ
- 使用前に水洗いは必要ですか?
- 本製品は洗浄と除菌を同時に行うことができるため不要です。
汚染された器具を水洗いすると血液が飛散して感染のリスクが生じます。
- 液の交換時期はどれくらいですか?
- 最長1週間ですが、汚れた場合は2~3日を目安に交換してください。
- 規定時間を過ぎても浸漬した
場合は? - 本製品は規定時間内に洗浄と除菌を確実に行います。長時間の浸漬は材質によって損傷、変色、腐食する場合がありますので避けてください。
- 予め希釈液を準備した状態で
保存できますか? - 密閉容器で酸化が防げる状態であれば可能ですが、希釈後はなるべく早めにご使用ください。
- 特別な容器は必要ですか?
- 専用の浸漬容器があります。内トレーが付いているので薬液に触れず器具の取り出しが可能です。また、蓋付きの容器があれば本製品をご使用いただけます。
- 使用した薬液はどのように
廃棄すればよいですか? - 本製品は環境に無害のため使用後は流水下で廃棄できます。
- 使用期限はどのくらいありますか?
- 約4年です。正確な期限は容器に記載されています。
- 原液で使用しますか?
- 希釈タイプで濃度を調整して使用します。2%(50倍希釈)15分間浸漬してください。
■ Suction[SUN500]に関するFAQ
- 使用後に水洗いは必要ですか?
- 必要です。十分に水で洗い流してください。
- 使用後、すぐに利用できますか?
- 規定時間後に水洗いしていただければ、すぐにご利用可能です。(無発泡性なので逆流はいたしません。)
- ユニット及び器械は痛みませんか?
- 塩素系の商品ですので、安心してお使い頂けます。
- 毎日する必要はありますか?
- 必要です。毎日診療後&外科処置後は必ずご使用下さい。
■ Impression[SUN520]に関するFAQ
- 希釈はしますか?
- 原液に1分間浸漬してください。
- 浸漬前に水洗いは必要ですか?
- 水洗いは不要です。
- 液の交換時期はどれくらいですか?
- 毎日交換してください。
- スプレー方式でも使用できますか?
- アルジネートおよび寒天印象材には使用可能です。印象表面に液体が十分にいきわたるよう噴霧してください。
- 規定時間後の処理は?
- 浸漬後は十分に水洗いしてから石膏を注入してください。印象材によっては石膏の最適時期が異なりますので印象材メーカーの指示に従ってください。
- 寸法変化はしますか?
- アルギン酸系、シリコン系すべての印象材に使用でき、寸法変化はおきません。
- 石膏模型に使用できますか?
- 本製品は印象用になりますので使用は避けてください。
メカニズム
例として肝炎ウイルスを
使用しています
■ エンベロープウイルスの構造
B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、エイズウイルス(HIV)やインフルエンザウイルスは代表的なエンベロープウイルスと呼ばれる形態で、DNAもしくはRNAで構成される内部と外層の2層構造になっています。
■ 感染成立の条件
外層のエンベロープにあるスパイク部分が標的細胞表面のレセプターにはまり込むことが必須条件です。
スパイクとレセプターは鍵と鍵穴の関係にあります。
この結合した状態を吸着、と表現します。
■ ウイルスの侵入
ウイルス本体のDNAもしくはRNAは動物植物細胞の核内にとりこまれ、そこで多数の複製が作られ細胞より出芽、感染が起こります。
(注:ウイルスは細菌のように生物ではないので自己複製できません。細胞に吸着できなかったウイルスは増殖できず排出されます。)
■ ウイルスの増殖
核の中で増殖したウイルスは細胞外へ出ていくとき、細胞の細胞膜部分をまるで衣装のようにまとっていきます。
エンベローブはタンパク質・脂質から構成されているので、タンパク質変性剤、脂質融解剤で容易に破損されます。
■ ウイルスの不活性化
従来はウイルス全てを凝集させるために、人体環境に有害な成分を用いました。
しかし、現在のヨーロッパでの考え方は、ウイルス表面構造(エンベロープ)を破損することで、感染を防ぎます。
これをウイルスの不活性化と呼びます。
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